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「ワクチンパスポート」、市町村で受付開始

当面は紙で交付されます。
海外渡航者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種証明書の受付がきのう、全国の市区町村で始まりました。
証明書は「ワクチンパスポート」と呼ばれ、国籍や接種したワクチンのメーカーの名前などが記載されています。
当面は書面で交付されます。これを取得すれば、イタリアやオーストリアなど5カ国で、ウイルス検査の免除などの優遇措置を受ける可能となります。
政府は、対象国を拡大するため、5カ国以外の国とも交渉を進めています。一方、日本への入国時には、ワクチンパスポートがあっても、待機などの措置は緩和されません。加藤勝信官房長官はきのうの記者会見で「今後の国際的な人の移動の再開につながる重要なツールと考える」と述べました。
一方で、自治体窓口の混雑を避けるため「海外渡航目的以外の申請は控えていただくようお願いしたい」と呼び掛けました。