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キューバで反政府デモ 食料や電力不足に不満

生活の不満が爆発したようです。共産党が一党支配する社会主義国のキューバで11日、市民による反政府デモが起きました。デモは、首都ハバナなど複数の都市に広がり、数千人が参加したということです。デモに参加した市民は、食料や電力、医薬品への不満を表明しています。一部が治安部隊と衝突しましたが、死者などは報じられていません。ディアスカネル大統領は、デモはアメリカがSNSを通じて仕掛けたものだと非難しました。これに対し、ブリンケン国務長官は「大間違いだ。経済失政や新型コロナウイルスへの対応に、キューバ国民はうんざりしている」と反論しています。アメリカのバイデン大統領は12日「アメリカは、普遍的権利を行使するキューバ国民を断固支持する」と表明しました。