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熱海土石流の盛り土最大13m 国土地理院分析

懸念が全国に広がりそうです。
静岡県熱海市の伊豆山地区で3日に起きた土石流災害について、国土地理院はきのう、災害現場の地形などの分析結果を公表しました。
分析によると、盛り土があったとみられる土石流の最上流部は最大でおよそ13メートルかさ上げされていたことがわかりました。
土石流はこの盛り土の部分を起点に起こり、勢いを保ったまま、海岸までほぼ一定の下り勾配を通過したとみられています。
赤羽一嘉国土交通大臣はきのうの記者会見で、「今回と同じような場所が他にもあるかどうかを含めて、対応していかなければならない」と述べ、農林水産省や環境省など関係省庁と連携して、全国の盛り土を総点検する考えを示しました。