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大企業製造業 景況感 2年半ぶり高水準

需要回復への期待が高まっています。
日銀がきのう発表した、6月の 短観(たんかん)=企業短期経済観測調査によると、 企業の景況感(けいきょうかん)を示す DI=業況判断指数は、 大企業の製造業でプラス14と、 2年半ぶりの高水準となりました。 DIは景況感が「良い」と 答えた企業の割合から 「悪い」の割合を引いた値で、 6月は大企業の非製造業でも プラス1となり4期連続で改善しました。 3カ月後の見通しを示す「先行き」では、 大企業の製造業は、プラス13と、 小幅な悪化を予想しています。 一部の業界で、 世界的な原材料価格の値上がりに対する、 懸念が強まっているためです。 一方、大企業の非製造業は、 プラス3と改善を見込んでいます。 中でも宿泊・飲食など対面サービスでは、 2桁ポイントの大幅改善を 見込んでいます。 ワクチンの接種が進んで、 需要が回復することへの強い期待が 示されました。