コロナ全国感染「横ばいから微増」 専門家組織
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」はきのう、全国の新規感染者数についての分析結果をまとめました。
特に東京都を中心とする首都圏については「横ばいから微増に転じ、感染の再拡大が強く懸念される」と警鐘を鳴らしました。
また、国立感染症研究所は、首都圏の新型コロナウイルス感染者について、インド由来の変異種「デルタ株」の割合が、6月末の時点で3割を占めるとの推計結果を明らかにしました。
東京都はきのう、新型コロナの感染者が714人だったと発表しており、10万人あたりの新規感染者数が、政府の対策分科会が掲げているステージ4(感染爆発)の水準になりました。
加藤勝信官房長官はきょうの記者会見で「感染再拡大により医療逼迫の兆しがみられた場合は、対策の強化を含め機動的に対処したい」と述べました。