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中ロ首脳が友好条約延長で合意 結束を誇示

アメリカをけん制しました。ボイス・オブ・アメリカによると、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領はきのう、オンラインで会談し、来月に締結20年を迎える「中ロ善隣友好協力条約」の延長に合意しました。両首脳は会談で、2001年7月に締結された同条約が、両国関係を「かつてない高み」に押し上げたと評価した上、「引き続き力を合わせ前進する」ことを申し合わせました。また、「民主や人権を看板に掲げた内政干渉」や、一方的な制裁措置に反対することも一致し、アメリカやヨーロッパをけん制しました。「ラジオ・フランス・アンテルナショナル」によると、中国は、アメリカのバイデン大統領とプーチン大統領が初の首脳会談を開き、関係が改善したことを憂慮しており、ロシアを引き止めることに力を入れています。条約の延長は、実質よりも象徴的な意味が大きいとみられています。