森友賠償訴訟 地裁「赤木ファイル」証拠採用
学校法人・森友学園問題で、決裁文書の改ざんを強いられたのが自殺の原因だとして、財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻の雅子さんが、国に損害賠償を求めている訴訟で、大阪地方裁判所はきのう、改ざんの経緯が記されたファイルを証拠として正式に採用しました。
ただ、ファイルには、改ざんを進めた詳しい動機や、財務省理財局と近畿財務局との間でどのようなやりとりが交わされたのかを示す内容は含まれていません。
また、理財局の職員名は黒塗りで、誰が改ざんを指示したのかが解明できない状態となっています。
訴訟では今後、黒塗り部分の開示などが焦点となりそうです
裁判のあとの協議で、原告側は国に対し、国から裁判所に提出されたものがファイルの全てなのかどうか、原本を確認したいと要望しています。
