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国が「赤木ファイル」開示 改ざんの様子詳細に

極めて詳細な内容です。学校法人・森友学園への国有地売却を巡る、財務省公文文書の改ざん問題で、自殺した近畿財務局職員の赤木俊夫さん改ざんの経緯をまとめた文書「赤木ファイル」の内容がきょう、職員の遺族側に開示されました。ファイルは518ページあり、改ざんを指示した人物や、指示の内容が時系列に沿い、一覧表になっていました。近畿財務局が、改ざんを指示した財務局に抗議した様子もわかる内容となっています。また、ファイルの一部で、メールの差出人が黒塗りになっていました。赤木さんは、改ざんに加担させられた後、18年3月に自殺しました。ファイルは、国などを相手に損害賠償訴訟を起こした妻の雅子さんが開示を求めていました。国側は当初、ファイルの存在も明らかにしていませんしたが、裁判所に提出を促され、応じる姿勢に転じました。