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国会きょう閉幕 「土地利用規制法案」成立

選挙に向け、動き出します。
第204通常国会はきょう午後、150日間の会期を終えて閉会しました。
きょう未明の参議院本会議では、安全保障上、重要な土地の利用を規制する「重要土地等調査・規制法」が与党などの賛成多数で可決、成立しました。
この法律は、自衛隊や米軍基地、原子力発電所などの周囲およそ約1キロメートルなどを「注視区域」に指定し、政府が土地や建物の利用実態や、所有者の氏名・国籍などを調査できるようにするものです。
審議はきのう午後始まりましたが、立憲民主党と共産党は、「注視区域」の指定基準があいまいで、地主らの私権の制限につながる」として、森屋宏参議院内閣委員長などの解任決議案を提出して抵抗し、本会議での採決がきょう未明にずれこみました。
今国会は1月18日に招集され、「デジタル庁」の創設を柱としたデジタル改革関連法などが成立しました。
国会の閉幕を受けて与野党は、7月の東京都議会選挙や、秋にも予想される衆議院選挙に向け、活動を活発化させる見通しです。