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ブダペスト 大学予定地に「ダライ・ラマ通り」

中国を刺激する名前で、誘致に反対します。
ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレによると、ハンガリーの首都ブダペストのカラチョ二・ゲルゲイ市長は2日、中国上海の名門大学、復旦大学のキャンパスを同市に設置する計画に抗議するため、建設予定地にある通りの名を改称したと明らかにしました。
通りの名は、「ダライ・ラマ通り」、「自由香港通り」、「ウイグル殉教者通り」など、どれも中国の強い反発が予想される名前となっています。
キャンパス建設は、ハンガリー政府と復旦大学の合意で進められており、2024年の完成を予定しています。
しかし、地元では強い反発があり、市長は「人権侵害の疑いがある中国の大学を誘致することは、間違った政治的メッセージを発信することになる」と訴えていました。
5日には、数千人がブダペストの国会議事堂前で、数千人規模の抗議デモが行われました。