ピジョン 年初来最安値 中国出生率増 懐疑
東京株式市場できのう、 育児用品大手のピジョンの株価が一時、 前日比2.6%安の3050円まで下がり、 年初来の最安値を更新しました。 ピジョンの株は、中国共産党が5月末、 1組の夫婦に3人目の出産を 認める方針を打ち出したことで、 1日には株価が急伸していました。 市場で「第3子を容認しても 出生数が伸びにくい」との見方が 広がったためとみられます。 中国は1980年ごろから 「一人っ子政策」を始め、 強制的な出産抑制により 出生率が下がりました。 16年に2人目の出産を認めましたが、 出生率は下がり続け、 20年の出生数は1949年の建国後、 最大の落ち込みとなりました。 一方で中国は、 高齢化が急速に進んでいます。