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ミャンマーへの特使派遣 ASEAN仲介難航

仲介には、国軍側と民主派、両方との面会が必要です。
6月1日でクーデターから4ヶ月経ったミャンマーの混乱を収拾するため、アセアン=東南アジア諸国連合が、議長国のブルネイの代表者をミャンマーに派遣する方針を固めました。
アセアンは、制裁を求める欧米とは一線を画し、国軍と民主派の融和を目指しています。
4月24日には、ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官を招いて臨時の首脳会議を開き、「暴力の停止」や「対話促進のための特使の派遣」などで合意しました。
しかし、国軍側は国内の安定を優先して、民主派への暴力的な弾圧を続けています。
アセアンの特使は、ミャンマー国軍とは話し合いを行いますが、拘束中のアウン・サン・スー・チー氏ら民主派との面会が認められる可能性は低く、仲介は難航しそうです。