緊急事態宣言再び延長へ 6月20日まで
政府は、31日に期限を迎える、東京、大阪など9つの都道府県に発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、あす延長を決定する方針を固めました。
専門家で構成する基本的対処方針分科会を開き、諮問する見通しです。
23日に、宣言の対象に追加された沖縄県にそろえて、6月20日まで伸ばす案が検討されています。
酒やカラオケ設備を提供する飲食店への休業要請が続くほか、スポーツなどのイベントも、上限5000人でかつ収容率50%の制限が継続されることになります。
緊急事態宣言の延長について、日本医師会の中川俊男会長はきのうの定例会見で、医療提供体制がひっ迫していることを理由に、「延長には同意する」としつつ、「国民は度重なる延長に疲れ切っている。今回を最後と心得て、政府は対応策を示してほしい」と述べました。