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政府・与党 入管難民法改正案の成立見送り

採決強行は避けました。
政府と与党はきのう、外国人の収容と送還のルールを見直す、入管難民法改正案について、今国会成立を見送る方針を決めました。
改正案は廃案となる見通しです。
改正案は、外国人の収容の長期化を避けるため、難民認定手続きの申請が3回目以降の場合、強制送還が停止される規定に例外を設けて、送還を可能にすることが柱となっていましたが、名古屋市の出入国管理施設に収容されていたスリランカ人の女性が死亡したことをきっかけに、改正案に批判が高まっていました。
立憲民主党は、例外規定の削除など10項目の修正とともに、死亡したスリランカ人女性について、監視カメラの映像の開示を求めていましたが、自民党が映像の開示を拒否し、協議が決裂していました。