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財務相、「赤木ファイル」の存在把握「かなり前」

野党は国会への提出を求めました。学校法人森友学園との国有地取引をめぐる財務省の公文書改ざん問題に絡んで、麻生太郎財務大臣はきのう衆議院予算委員会で、「赤木ファイル」の存在について「私どもが知ったのはかなり前だ。いつかは記憶にない」と答弁しました。「赤木ファイル」は、問題の発覚後に自殺した、近畿財務局職員の赤木俊夫(あかぎ・としお)さんが、改ざんの過程をまとめたとされる文書です。国は6日に存在を認め、赤木さんの妻が国に損害賠償を求めた訴訟で、裁判所に提出する予定としています。立憲民主党などの野党チームはきょうの会合で、「赤木ファイル」を今国会に提出するよう財務省に重ねて求めました。財務省は6月23日に、裁判所で開かれる口頭弁論の前は難しいと答えています。