「赤木ファイル」の存在 財務省が認める方針
学校法人・森友学園への国有地売却の決裁文書が改ざんされた問題をめぐり、当時の上司の指示を受けるかたちで改ざんに関与し、自殺した元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫(あかぎ・としお)さんが、改ざんの経緯などを記したとされる文書について、財務省が存在を認める方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。
妻の雅子(まさこ)さんが、国などに損害賠償を求めた訴訟で、2月に文書の提出を申し立て、大阪地方裁判所が存在の有無を明らかにするよう求めていました。
これまで国は文書の有無について、回答していませんでした。
今後は、文書の中身がどこまで開示され、改ざんにいたる経緯が明らかになるかが焦点となります。