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米大統領が初の議会演説 習主席を「専制主義」と批判

中国への対抗姿勢を鮮明にしました。
アメリカのバイデン大統領は28日夜、議会の上下両院の合同会議で初めての議会演説を行い、就任後100日間で「アメリカは再び動き出した」と宣言しました。また、中国の習近平国家主席を「専制主義者」と呼び、「彼らは、合意に時間のかかる民主主義は、21世紀の競争で、専制主義に勝てないと考えている。専制主義が未来を制することはない。勝つのはわれわれであり、アメリカだ」と語りました。また、最重要の課題と位置づける新型コロナウイルス対策では、就任100日までにワクチンの接種が2億2000万回以上になるとして、実績を強調しました。経済に関しては、政権発足からの100日間では、歴代最高となる130万人以上の雇用の雇用を創出したと指摘しました。さらに、3月末に議会に検討を促した、総額2兆ドル以上のインフラ投資計画について「第2次世界大戦以来最大の雇用計画だ」と語り、新たな雇用創出につながることを強調しました。