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衆参3選挙で自民党全敗 早期解散に慎重論も

野党には追い風です。菅政権で初めての国政選挙となった衆議院と参議委員の3つの選挙はおととい投開票され、自民党は1議席も得られませんでした。与党内に、早期解散への慎重論が広がるものとみられています。3つの選挙は、衆議院北海道2区、参議院長野選挙区の補欠選挙と、参議院広島選挙区の再選挙で、このうち衆議院北海道2区の補欠選挙は、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農水大臣の議員辞職に伴うもので、自民党は候補擁立を見送りました。残る2つの選挙は、与野党の一騎打ちとなり、結果が注目されていました。自民党は3つの選挙の全敗を受けて、7月に行われる東京都議会選挙や、秋までにある衆議院選挙をにらんで検証を急ぐことにしています。野党側は、今回の選挙で共闘が効果をあげたため、次の衆議院選挙に向け、候補者の調整を急ぐことにしています。