ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

IOC会長 緊急事態宣言と東京五輪「無関係」

強気の姿勢は変わりません。 IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長はきのう、オンラインで開かれた理事会のあとの記者会見で、新型コロナウイルスの感染対策として、東京で再び出される見通しとなった緊急事態宣言について、「オリンピックとは関係ない。ゴールデンウイークに備えた予防的な措置と理解している」と語り、7月23日に開幕する大会に支障はないとの認識を示しました。 IOCは、大会期間中の感染対策をまとめた「プレーブック」の改訂版を近く公表します。 バッハ会長は「海外からの選手や関係者がワクチンを接種することで、選手村はとても安全になる」と述べ、大会が安全に運営できるとの考えを強調しました。 一方、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は、理事会後の会見で、観客数の上限について、「最終判断の時期は検討中。適切な判断には少し時間が必要かもしれない」と述べ、最終判断が6月まで先送りされる可能性もあることを認めました。