大阪府が緊急事態宣言発令の要請決定
事態は一段と切迫しています。
大阪府はきょう、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、特別措置法に基づく緊急事態宣言発令を政府に要請する方針を決めました。変異ウイルスの影響による感染拡大が止まらず、病床が逼迫しており、「まん延防止等重点措置」の効果が不十分だと判断しました。大阪府の感染者数は連日1000人を超え、おとといには過去最多の1219人に上りました。
また19日現在の重症者は302人に上り、確保した254床を大きく上回っています。緊急事態宣言が発令された場合、大阪府は人の流れを抑えるため、飲食店のほか、デパートやテーマパークなど広い範囲で休業要請ができるよう、国と調整を急ぐことにしています。また、大阪市は、小中学校の授業をオンライン授業に切り替える方向で準備を進めています。
兵庫県の井戸敏三知事は、緊急事態宣言の要請で、大阪府と歩調を合わせる考えを表明しました。
東京都は早ければ明日にも、要請を決定する方向で検討を進めています。