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EU高官、ミャンマー情勢で中国とロシア批判

国際社会が暴力阻止でまとまりません。
EU=ヨーロッパ連合の外相にあたる、ボレル外交安全保障上級代表は11日、ミャンマーの情勢をめぐり、中国とロシアが暴力の停止に向けた国際社会の努力を妨害していると批判しました。
ミャンマーでは、2月のクーデター以降、国軍による弾圧で700人以上が死亡するなど、混乱が拡大しています。
ボレル氏は、ブログへの投稿で「国連安全保障理事会がミャンマーに武器輸出禁止することに反対するなど、中国とロシアがミャンマー軍事政権への国際的な取り組みを阻害している」と指摘しました。
さらに「こうした地政学的な問題により、ミャンマーへの対応で共通の立場を形成することが難しくなっているが、われわれはそれに取り組む責務がある」と述べました。