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仏大統領、NEAの廃止発表 「人気取り」の批判も

民衆は納得するでしょうか。フランスのマクロン大統領は8日、エリート官僚養成校として知られたENA=国立行政学院を来年廃止し、新たに上級公務員の養成機関を設立すると発表しました。マクロン大統領は、少数のエリートが国家の運営を独占しているとの批判に応え、2019年に廃止の方針を打ち出しました。新しい養成機関はENAよりもオープンなものとなり、官僚を目指す学生全員が教育を受けられるようになるそうです。NEAは、1945年に設立され、マクロン氏を含め、直近の大統領の半数を輩出しました。18年に始まった反政府の「黄色いベスト運動」では、フランスのエリート支配の象徴として、批判のやり玉に上がっていました。ただ、NEAの廃止は、来年の大統選挙を前にした「人気取りの政策」との批判が出ています。