高齢者の新型コロナワクチン接種12日から
65歳以上の高齢者に対する新型コロナウイルスのワクチン接種が12日から始まります。
政府は、感染抑え込みの切り札と位置づけていますが、実際に接種を行う自治体が、円滑に作業を行えるかに注目が集まっています。
河野太郎(こうの・たろう)規制改革担当大臣は、きのうの記者会見で「希望する方は確実に打てる。慌てずにお願いしたい」と呼びかけました。
対象となるのは、今年度じゅうに65歳以上になるおよそ3600万人で、日本の人口の3割近くになります。
接種に使われるファイザーのワクチンは2回の接種が必要です。
政府は6月末までに、全員が2回の接種を終えられるよう、ワクチンを配送する計画です。
ただ、全国で感染者数が増加する傾向にあり、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)すると、医療従事者が対応に追われて、ワクチン接種が遅れる恐れがあります。