「おしん」の脚本家、橋田壽賀子さん死去、95歳
内外で惜しむ声が上がっています。「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」などの人気のテレビドラマを手掛けた、脚本家の橋田壽賀子(はしだ・すがこ、本名岩崎壽賀子=いわさき・すがこ)さんがおととい、急性リンパ腫のため、静岡県熱海市の自宅で死去しました。95歳でした。橋田さんは、現在のソウルで生まれ、大阪の堺市育ちました。松竹の脚本部を経て、1959年にフリーとなり、NHK大河ドラマの「おんな太閤記」や「春日局」(かすがのつぼね)などの作品を次々に生み出しました。貧しい農家の女性の生涯を描いた「おしん」は、83年に放送が始まると社会現象になるほどのブームとなり、海外でも高い人気を博しました。ホームドラマの「渡る世間は鬼ばかり」はおよそ30年にわたり親しまれました。橋田さんの死去のニュースは、中国や台湾でも速報されました。
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