コロナワクチン「選べる」発言 河野大臣撤回
まだ1種類しか認められていません。 新型コロナワクチンの接種について、小林史明(こばやし・ふみあき)内閣府大臣補佐官が28日、フジテレビの番組「日曜報道 ザ・プライム」で、ワクチンを選べる可能性に言及しました。 これに対し河野太郎(こうの・たろう)行政改革担当大臣はきのうの記者会見で、「完全に勇み足の発言だ。撤回しておわびしたい」と述べました。 日本で現在承認されているのは、アメリカのファイザー社製のワクチンだけで、まだ選べる状態にはなっていません。 厚生労働省が開設したウェブサイト「コロナワクチンナビ」も、製造元を選択できる仕組みを表示していたため、河野大臣は修正するよう指示したことも明らかにしました。 ファイザー製のワクチンは医療関係者向けに接種が進んでおり、4月12日からの高齢者向け接種でも使用されます。 イギリスのアストラゼネカ製とアメリカのモデルナ製のワクチンは、厚生労働省が審査を進めています。