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米CDC、家賃滞納の立ち退き猶予措置を延長

家主の負担も大きいようです。CDC=アメリカ疾病対策センターは29日、家賃を支払えない人々に対して住居の立ち退きを猶予する措置を、6月30日まで延長すると発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、強制退去によって、住民が感染リスクにさらされる危険があるためとしています。アメリカでは、失業などにより家賃を滞納している人が借り手のおよそ2割、黒人の借り手では3割を上回っています。世帯数では、全米でおよそ1000万に上るとみられています。一方で、新型コロナの感染拡大が長引く中、不動産の所有者からは、家主への負担が重すぎるとの批判も出ています。