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ボッチャの「選抜甲子園」がオンラインで開催

スポーツライターの星野恭子さんがノーボーダースポーツに寄せた記事によりますと、2年ぶりの選抜高校野球大会が3月19日から甲子園球場で開催されていますが、近年、じわじわと知名度と人気を高めているパラリンピック競技、ボッチャの大会で、特別支援学校や特別支援学級の仲間同士で結成されたチームが日本一を争う、「全国ボッチャ選抜甲子園」が今年で5回目を迎えました。今年はコロナ禍を受け、重症化リスクの高い選手たちを考慮して創意工夫を重ね、「第5 回全国ボッチャ選抜甲子園~With コロナ~」として、オンラインを活用した新しい様式で開かれました。ボッチャは脳性まひによる四肢まひなど比較的重度な障害のある人を対象とし、「選抜甲子園」は特別支援校などの生徒たちが日々の体育学習に意欲的に取り組めるよう、練習の成果を発揮する場として実施されています。メイン会場から画面越しに実況解説を行った日本代表の村上光輝ヘッドコーチは、「選手のレベルの高さに驚いた。決勝戦もよく練習していることが感じられた。ボッチャの将来が明るく見える大会になって、嬉しい」と目を細めていました。