ヴァージン航空 コロナ受け経営破綻
大手航空会社の破綻が現実となりました。オーストラリア航空2位のヴァージ
ン・オーストラリアはきょう、日本の民事再生法に相当する任意管理手続きに
入ったと発表し、事実上、経営破綻しました。ヴァージンは以前から業績不振
に陥っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の激減が追
い打ちとなりました。従業員はおよそ1万人で、新型コロナによる航空会社の
破綻としては、世界でも最大規模とみられます。オーストラリアは、新型コロ
ナの感染拡大を受け、国民の海外旅行や外国人の入国を原則として禁止してい
ます。各国が新型コロナ対策で出入国を制限する中、世界の航空会社の多くが
経営危機に直面しています。