米大統領 イスラエル寄りの中東和平案
国際社会の理解は得られていません。
アメリカのトランプ大統領は28日、
テロ行為の中止など一定の条件付きで
パレスチナ国家の樹立を認める、
「中東和平案」を発表しました。
エルサレムの帰属や
ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地をめぐり
イスラエル寄りの内容となっており、
パレスチナはただちに拒否を
表明しましたが、
イスラエルは大統領の提案に基づき、
和平交渉に臨むことに同意しました。
国連のグテレス事務総長は28日、
声明を発表し、
2国家共存の理念は
1967年の第3次中東戦争以前の境界線
に基づくと強調し、
トランプ大統領の中東和平案を
認めないとの立場を示しました。