年金支給額が2年連続増、マクロスライドも発動
年金額が物価の伸びを下回ります。
厚生労働省はきのう、2020年度の公的年金の支給額を前年度比より
0.2%引き上げると発表しました。
2年連続のプラス改定となります。
一方、平均余命の伸びなどを踏まえて、
支給額の伸びを抑える
「マクロ経済スライド」を
2年連続で発動しました。
改定による支給月額は、国民年金は、
1人当たり前年度より133円増えて
6万5141円、
厚生年金は、
夫が会社員として40年間働き、
妻が専業主婦だったモデル世帯だと、
458円増えて22万724円となります。
「マクロ経済スライド」は2004年の
年金改革で導入が決まりましたが、
デフレ時には発動しない
ルールとなっており、
実施されるのは今回が3回目となります。