トランプ氏弾劾 証人めぐり冒頭から対立
真相究明の場ではなくなりそうです。
アメリカ議会上院での、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾裁判(だんがいさいばん)が
21日から実質的な審議に入り、
証人の招致をめぐって冒頭から、
野党・民主党と与党・共和党が激しく激突しました。
裁判の進め方を決める審議で、民主党は、事件の真相を知るとされる
ボルトン前大統領補佐官らを念頭に、
証人尋問の確約を求めましたが、
共和党側は、証人の招致をめぐる判断を
先送りする案を示して対立し、
結局、共和党の案が可決されました。
民主党は、「疑惑の隠蔽だ」として 激しく非難しています。
共和党は、証人の招致を避けて、弾劾裁判
の早期の幕引きを目指しています。
弾劾裁判でトランプ氏を罷免(ひめん)するには、
出席議員の3分の2以上が有罪と判断する必要があり、共和党の思惑通りにいけば、
1月中にもトランプ大統領の
無罪が確定します。