政治的混乱続くレバノンで新内閣発
ようやく組閣にこぎつけました。
3ヶ月にわたって反政府デモが続く
レバノンで、アウン大統領がきのう、
工学教授のハッサン・ディアブ氏を首相に任命し、新しい内閣が発足しました。
新内閣には、
テクノクラート=技術専門家を中心とした20人の大臣が名前を連ねていますが、
国民の支持を得られておらず、混乱が
収束する見通しは立っていません。
レバノンでは昨年10月末、
無料通信アプリへの課税方針を政府が
打ち出したのをきっかけに、
政府の腐敗に抗議するデモが拡大。
18日と19日にはベイルートで
デモ隊と警官隊が衝突し、2日間で
400人以上の死傷者が出ました。
ディアブ氏は10月末に新首相に
任命されましたが、組閣には至らず、
政治的な空白が続いていました。
長引く混乱で、
経済状況の悪化が止まらず、
国民の不満が高まっています。