憲法改正で議論呼びかけ 国会開会で施政方針演説
疑惑への言及は避けました。
通常国会がきのう開会し、
安倍晋三総理大臣が、衆参両院の
本会議で施政方針演説を行いました。
安倍総理は、憲法改正について
「案を示すのが国会議員の責務だ」
と述べて、憲法審査会での
議論を呼びかけました。
また、総理は「全世代型社会保障制度」を目指し、改革を実行する
との意欲を示しました。
また、今年夏の東京オリンピックと
パラリンピックについて、
東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)の復興を
世界に実感してもらう「復興五輪」
と位置づけることを強調しました。
外交分野では、中東情勢の
緊張の高まりに憂慮(ゆうりょ)を示したほか、
韓国に対しては
「国と国との約束を守る」べきだとして、
いわゆる徴用をめぐる問題の
解決を求めました。
一方、総理主催の「桜を見る会」の
問題や、カジノを含む
IR=統合型リゾート事業に絡む
汚職事件には触れませんでした。