武漢の新型肺炎でWHOが緊急会合へ
連休で感染が広がる恐れがあります。
中国湖北省(こほくしょう)の武漢市(ぶかんし)で多発している、
新型のコロナウイルスが原因とみられる
肺炎について、WHO=世界保健機関は
きのう、「公衆衛生上の国際緊急事態」
に当たるかを判定するための緊急会合を
22日に行うと発表しました。
中国の保健当局によりますと、
新型肺炎の患者は、これまでに武漢(ぶかん)で
198人、中国全土で217人が確認されており、武漢(ぶかん)ではあわせて4人が死亡しました。
海外でも日本で1人、タイで2人、
韓国で1人の発症が確認されています。
中国保健当局の専門家チームのトップは
きのう、国営テレビの取材に
「ヒトからヒトへの感染」
を明言しました。
中国では25日から、
春節(しゅんせつ)に合わせた連休が始まり、
およそ30億人が移動するとみられるため、感染拡大が懸念されています。