北朝鮮2団体を制裁対象へ
制裁の効果は限定的とみられます。
アメリカ財務省はきのう、
国連安全保障理事会の制裁に違反して、
北朝鮮労働者の
海外派遣に関与したとして、
北朝鮮の2団体を制裁対象に指定したと
発表しました。
2団体は、北朝鮮の貿易会社と
中国に拠点を置く宿泊施設業者で、
ロシアや中東諸国への
北朝鮮労働者の派遣に関与したと
されています。
2団体は今後、
アメリカ国内の資産が凍結され、
アメリカ人との取引が禁じられます。
国連安全保障理事会の制裁決議は、
2019年12月22日までに、
北朝鮮労働者を帰国させるよう
加盟国に求めていました。
ロシアや中国に送られる労働者は、
北朝鮮にとって重要な収入源と
なっています。