台湾総統選、現職が過去最高得票で再選
若者の投票が明暗を分けました。
今月11日に投開票が行われた台湾総統選挙で、現職の蔡英文(さい・えいぶん)総統が過去最多の817万票を獲得し、対立候補で最大野党・国民党の韓国瑜(かんこくゆ)・高雄(たかお)市長に圧勝しました。
総統選挙では、中国との関係が焦点となり、強硬な姿勢を続ける蔡(さい)総統に大きな支持が集まる一方、関係改善を訴える韓(かん)候補は苦戦を続けました。
香港で昨年6月から続く反政府デモの結果、台湾でも若者を中心に、中国への警戒感が高まっていたことが、蔡英文(さい・えいぶん)氏の追い風となりました。
韓(かん)候補は、親中国的な姿勢が、若者の支持を遠ざけました。
同じ日に投開票が行われた国会にあたる立法院の選挙でも、与党の民進党が過半数を維持しました。