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中国政府 香港出先機関のトップ更迭

あっと言う間の交代でした。中国政府の香港出先機関の新しいトップに6日、駱恵寧(らく・けいねい)氏が就任しました。中国政府は4日、前任の王志民(おう・しみん)主任を解任する人事を発表したばかりで、慌ただしい交代となりました。前任の王主任は、香港で昨年6月から続く反政府デモへの対応のまずさや、昨年11月の香港区議選で親中国派が惨敗したことの責任を問われ、更迭されたものと見られています。駱氏は、青海省や山西省トップの党書記などを歴務めましたが、香港との関わりがありません。また、現在65歳と高齢で、次の香港行政長官選挙が行われる2022年までの中継ぎとの見方が出ています。香港の林鄭月娥(りんていげつが)行政長官はきのう、新しいトップと「緊密」に協力していくことを希望すると述べました。