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オーストラリア森林火災 被害拡大続く

コアラにも犠牲も出ています。オーストラリアのモリソン首相は4日、今月に予定していた日本とインドの公式訪問を延期したことを明らかにしました。オーストラリアの南東部を中心に昨年から起きている、森林火災への対応に専念するためとしています。森林火災は、夏の高温と乾燥が原因で、去年9月に発生し、11月に深刻化しました。これまでに住宅1500棟以上が全焼し、犠牲者は23人に上っています。一部の地域では、住民や観光客に避難が呼びかけられました。モリソン首相は、軍の艦艇やヘリコプターの投入を増やと公表し、軍の予備役3000人の配備も行いました。ただ、政府の対応が遅いとして、政権を批判する声も挙がっています。