ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

ギリシャと中国 プレウス港投資で合意

両者が関係を急接近させています。
ギリシャを訪問している中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席は11日、両国間の貿易や投資を拡大する合意文書に、ギリシャのミツォタキス首相とともに署名しました。ミツォタキス首相が上海を訪問したわずか1週間後の、習近平国家主席の訪問でした。合意の中心となるのは、中国国営の海運最大手「COSCO(コスコ)=中国遠洋運輸集団」による、ギリシャ最大の港ピレウス港への総額およそ6億ユーロの投資です。COSCOはすでに2016年にピレウス港の経営権を取得しており、アメリカは軍事転用の恐れがあるとみて懸念を強めていますが、今回の合意で両国の接近が改めて鮮明になりました。今年7月の総選挙で誕生した中道右派のミツォタキス政権は、経済を重視する政策を進めており、今後も中国マネーを歓迎する姿勢をますます強めそうです

(AIニューズ®編集部)