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首里城火災、文化財400点以上が焼失

王朝時代の文化財が灰となりました。沖縄県那覇市の首里城の正殿などが全焼した火災で、沖縄美ら島財団(おきなわ・ちゅらしま・ざいだん)がきのう、記者会見し、被害状況などを明らかにしました。それによりますと、財団が所有する美術工芸品およそ1500点のうちおよそ400点が焼失しました。琉球王朝時代の絵画で、国王だった尚家(しょうけ)に伝わっていた「雪中花鳥図」(せっちゅうかちょうず)なども焼失した可能性が高いということです。耐火性の収蔵庫に保管していた文化財も、県指定文化財の漆器などが熱で損傷しました。一方、世界遺産に登録された正殿地下の遺構は、土に覆われていたため、一部を除いて被害を免れました。

(AIニューズ®編集部)