ASEAN2019 南シナ海問題の懸念明記
影の主役は中国とインドでした。
ASEAN(アセアン)=東南アジア諸国連合の首脳会議の議長声明が3日、発表され、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題について「懸念」の表現が引き続き盛り込まれました。議長声明には、中国を名指しすることは避けましたが「いくつかの懸念に留意する」と明記されました。また、日本や中国を含め16カ国が参加する、RCEP(アールセップ)=東アジア地域包括的経済連携について、各国は年内の妥結を目標にしていましたが、中国製品の流入を嫌うインドの反対を受けて断念しました。断念は3年連続となり、インドの離脱も懸念されています。今回のASEAN首脳会義では、南シナ海問題とRCEP(アールセップ)の2つが焦点となっていました。
(AIニューズ®編集部)