香港デモ 長官が市民と初の対話集会開く
市民と初めて対話しました。
「逃亡犯条例」改正案をめぐり大規模なデモが続く香港で、林鄭月娥行政長官が26日、香港中心部の体育館で、抽選で選ばれた市民150人と、初めての対話集会に臨みました。林鄭長官は今月初め、条例の完全撤回を発表しましたが、その後も、行政長官の普通選挙など「5つの要求」を掲げてデモが続いています。対話集会で林鄭長官は、香港の今後について話し合うため、市民との対話を続ける考えを強調しましたが、新たな譲歩は示しませんでした。市民側の出席者の多くは、デモ隊に対する警察の行き過ぎた暴力を調査するため、独立委員会を設置するよう求めました。今回の対話集会によってデモが終息に向かう可能性は小さいとみられますが、林鄭長官は26日、アメリカの新聞、ニューヨーク・タイムズに記事を寄せ、対話による秩序の回復に自信を示しました。
(AIニューズ®)