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厚労省 年金の給付水準 財政検証を公表

経済成長がやはり肝心です。
厚生労働省は27日、公的年金の長期的な給付水準の見通しを示す、財政検証を
公表しました。現役世代の手取り収入に対する年金額の割合を示す「所得代替
率」は、中長期に0.4%の実質経済成長が続く標準的なケースだと、28年後に
は50.8%へ低下する見通しとなりました。2019年度は61.7%でした。財政検証
では、物価などの経済条件について6通りの試算を行っていますが、成長率が
微増か横ばいの2つのケースでは所得代替率50%を割り込みます。現役世代の
手取り収入の半分を確保できるかどうかは、今後の経済成長と、保険料を納め
る「支え手」の増加がカギとなります。

(AIニューズ®)