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「AI兵器」 初の国際指針 攻撃は人間に責任

AI兵器に初めての国際指針です。
人工知能が標的を見つけ攻撃する「AI兵器」の規制について話し合う国際会議がスイスで行われ、初めての国際指針がまとまりました。条約など、法的な拘束力のある規制措置は含まれておらず、歯止めにはならないとの見方も出ています。国際指針は、自分で標的を見つけ攻撃するLAWS(ローズ)=「自律型致死兵器システム」と呼ばれる兵器を対象に、すべての兵器を国際人道法に沿って運用することや、攻撃の判断は人間が関与し責任を負うことなどを盛り込みました。
AI兵器を巡っては、軍事大国のアメリカやロシアが強い規制には慎重で、今回の会議では条約づくりに至りませんでした。AI兵器は、イスラエルや韓国なども開発を進めているとされています。

(AIニューズ®)