アルゼンチン選挙 左派勝利 通貨と株 暴落
左派の勝利でペソが暴落です。
アルゼンチンで11日、大統領選挙の前哨戦となる予備選挙が行われ、年金の増額などを掲げる、左派のポピュリストのフェルナンデス元首相が、得票率およそ47%で首位となり、現職で中道右派のマクリ大統領に15ポイントの大差をつけて勝利しました。アルゼンチンは、深刻な不況とインフレに苦しんでおり、経済政策が大統領選挙の争点となっています。マクリ大統領は、厳しい緊縮政策で経済の立て直しを進めてきましたが、左派陣営はばらまき的な政策を掲げ、IMF=国際通貨基金から受けている支援も見直す方針です。元首相の勝利で、デフォルトへの懸念が高まり、12日はアルゼンチンの通貨ペソがドルに対して3割近く下落し、株式相場も4割近く値下がりしました。
(AIニューズ®)