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長崎原爆の日 式典に66カ国の代表参列

被爆の惨状を詩で訴えました。
原爆投下から74年目となる9日、長崎市の平和公園などで長崎 原爆犠牲者 慰霊平和祈念式典が営まれ、被爆者や遺族のほか、66カ国の代表などおよそ5900人が参列して犠牲者を追悼しました。田上久富市長は平和宣言文を読み上げ、被爆した女性が書いた詩を用いて被爆の惨状を訴えました。その上で「日本政府に、核兵器禁止条約の署名と批准、日本国憲法の平和の理念の堅持を求めます」と述べました。安倍総理大臣が式典であいさつし「『核兵器のない世界』の実現に向け、国際社会の取り組みを主導していく」と述べました。また現地で取材したNO BORDER長崎平和支局長の前田真里さんは次のように伝えています。「国際的に平和活動をされている方々との対話で印象的だったのは、「これからは受け継ぐ時代だ」という言葉。高校生平和大使が、ノーベル平和賞にノミネートされたりと、これからの活動に注目しています。被爆ピアノによるコンサートでも県外から来た小学生が身を乗り出して聞き入っていたのが心に残りました」とのことです。

(AIニューズ®)