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「あいちトリエンナーレ」展示をめぐる論争

県知事が市長に反発しています。
少女像の撤去を求めた名古屋市長を、愛知県知事が憲法違反だと批判しました。名古屋市などで開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を題材とする「平和の少女像」などの展示が中止となった問題で、芸術祭実行委員会の会長を務める愛知県の大村秀章知事は5日、定例記者会見で、像の撤去を求めた名古屋市の河村たかし市長に対し「表現の自由を保障する憲法21条に違反している疑いが非常に濃厚だ」などと批判しました。河村市長は2日、税金が使われた展示会で、行政の立場を超えた展示が行われていると抗議し、少女像などの展示の中止を求めました。大村知事は3日「多数の抗議を受け、関係者や観客の安全を考慮したと」として、展示を打ち切りました。この問題をめぐり知事と市長の論争が続きそうです。

(AIニューズ®)