最低賃金 全国平均初の時給900円台突
30日午後2時から31日午前4時過ぎまで、徹夜の議論となりました。
厚生労働大臣の諮問機関・中央最低賃金審議会の小委員会はけさ、今年度の最低賃金を、全国平均で27円引き上げとなる、時給901円にすると決めました。全国平均が900円台を突破するのは初めてで、東京都と神奈川県では初めて時給1000円を超えます。政府が掲げた最低賃金を3%程度引き上げる目標は、2016年から3年連続で達成。ことし6月にまとめた「骨太の方針」では、全国平均1000円を「より早期に」実現することを盛り込んでいて、今月の参院選でも各党が引き上げを公約に掲げていました。都道府県別の引き上げ幅の目安通りに改定されると、最高は東京都の1013円。最低は鹿児島県の787円で、その差は226円となります。
(AIニューズ®)