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オウム事件 11年ぶりに被害者へ賠償金

11年ぶりに賠償が支払われます。
オウム真理教による一連の事件の被害者や遺族を支援する「オウム真理教犯罪被害者支援機構」は27日、被害者ら512人に対して、およそ3億5000万円の賠償を支払うと発表しました。7月から手続きを始める見込みで、賠償の支払いは11年ぶりとなります。オウム真理教による一連の事件の被害総額はおよそ38億円で、事件から20年以上たった今も、10億円余りが未払いとなっています。東京・霞が関で行われた記者会見で、地下鉄サリン事件被害者の会 代表世話人の高橋シズヱさんは、「後継団体などの信者にはひどい事件を起こした自覚を持ち、賠償を完遂させてほしい」と述べました。後継団体の活動状況について、政府は5月31日、松本智津夫元死刑囚が「依然として絶対的ともいえる影響力を有している」と指摘しています。

(AIニューズ®)