2019/06/25

児童への体罰禁じる改正法が可決・成立

• シェア

体罰の禁止を法で定めます。
親による子供への体罰を禁止し、児童相談所の体制強化を柱とする、改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が、19日の参議院本会議で全会一致により可決し、成立しました。一部を除き、2020年４月に施行されます。改正法は「しつけ」と称する虐待事件が相次いでいることを受け、親が「児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」と明記し、児童福祉施設の施設長らによる体罰も禁止し、体罰の範囲については厚生労働省が今後指針で定めます。あわせて児童相談所の体制強化に向け、対応にあたる専門職「児童福祉司」の増員や、児童相談所職員の人材育成、弁護士の配置を促進することなどが盛り込まれています。民法が規定する親権者が子どもを戒めることを認めた「懲戒権」のあり方についても、改正法施行後２年をめどに検討するとしています。

（AIニューズ®）